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肥後の殿様が愛でた優美な風景

湧水池の透明感に感動!目も心もいやされる庭園散策

レジャー

熊本市民なら誰しも訪れた事があるであろうスポットでも、改めて覗いてみると見え方も変わるはず!ということで私も久しぶりに訪れてみました、水前寺成趣園!

東海道五十三次を模したといわれる『水前寺成趣園』は、熊本城と並んで訪れたい観光スポットとして全国的に有名ですね。市電の水前寺電停から歩いて約5分。昔ながらの土産物屋や“いきなり団子”の店などが並ぶ参道を進むと正門入口に到着します。入園料を払って中に入ると、まず最初に目に留まるのが清水をたたえる湧水池と富士山を模した築山。パンフレットやガイドブックなどでもお馴染みの『水前寺成趣園』を象徴する風景が広がっています。

ココからスタートし、池をひとめぐりするように散策してみましょう!レッツゴー!

肥後細川家の初代熊本藩主・細川忠利(ただとし)公が、この地に御茶屋を築いたのがはじまりで、三代・綱利(つなとし)公の時代にほぼ現在の姿の庭園が完成しました。『成趣園』の名前は、中国の文学者・陶淵明(とう えんめい)の詩の一節から取られたそうです。

築山の裏手に立つ細川藤孝公(右)、忠利公の銅像

藩主の心もいやした湧水は、阿蘇に降った雨が地面にしみ込み、地下でろ過されながら熊本市まで流れてきた伏流水。この地下水が“水の都”と呼ばれる所以になっていて、池をのぞき込むと底が見えるほどの透明感!泳ぐ鯉の姿もくっきり、水面には自分の顔もくっきり映し出されます。

カモものびのび泳いでます。

錦鯉の姿もくっきり。鯉のエサは園内の土産物屋で200円で販売しています。こどもさんには嬉しい体験ができますね!

さて、園内でぜひ立ち寄りたいのが『出水神社』。西南戦争で荒れ果てた熊本の街を復興し、人々の心の安定を図るために、明治11年(1878)に創建されました。創建にあたっては旧藩士達が取り組み、肥後細川家の初代・幽斎(藤孝)、二代・三斎(忠興)をはじめ歴代の藩主と、ガラシャ(忠興の妻・玉)を祀りました。

初詣や七五三詣り、結婚式など、晴れの日の参拝にも。

阿蘇の伏流水を利用したお手水は 「長寿の水」とも呼ばれているそうです!

神社を後にし、再び散策コースへ。芝生に覆われた築山の間を縫うように歩いて行くと、正面入口を築山側から望む風景に。散策路に沿って桜の木があり、訪問した時はまだまだ小さなつぼみの状態。もう少し温かくなると築山の芝生もグリーンに変わり、桜のピンクも重なって華やかな風景になるのでしょうね。

ちょっと気の早い桜を発見

新緑や桜の時期は緑のトンネル状態になる散策路

お花見だけでなく、季節ごとに様々な催しが行われています。

園内の能楽殿では8月に薪能の奉納、馬場では毎年春・秋の大祭に流鏑馬が奉納されています。

ほかにも、2月には着物姿の方が入園無料になる「きもの月間」、3月には多彩なステージや物産展でにぎわう「水前寺まつり」、ライトアップや竹のオブジェにあかりを灯す「水前寺こいあかり」などを開催。訪ねるたびに、雰囲気の違う庭園が楽しめますよ。

園内を一周して約20分。静かな庭園散策は、気分をリセットするのにもってこいです!こんな場所が近くにあるなんて羨ましすぎます!

【2017年4月の情報です】

水前寺成就園

  • 所在地:熊本市中央区水前寺公園8-1 地図
  • 営業時間・定休日:公式サイトにてご確認ください
  • 公式

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