天草の新鮮な魚が、オーナーシ
透明感があるのに奥深い! 珈琲が苦手な方にもオススメの名店
ショップ&グルメ「南阿蘇珈琲」は電車通りから路地に入ったところに建つ黄色い扉が目印のカフェ。
屋号に掲げる“南阿蘇”は、店主の田中さんが居を構え、店とは異なる焙煎機オランダのギーセンで焙煎を行っている場所のこと。
店で一番人気のスペシャリティコーヒー(400円~)は、田中さんが自ら豆の生産者がいるケニアまで直接足を運び、生豆の状態を確かめた上で仕入れているという特別な一杯です。
その珈琲の味が澄み切っていて、あまりにも美味しいので不思議で仕方がなかったのですが、実は田中さんは、珈琲の全国的な大会で何度も受賞歴があるという腕利きのバリスタなんだとか。
(シャイな田中さんは、自分からそういうことはないのですが、わたしはこっそり隣のカフェどろっぷすの店主から聞きました(笑)。)
私のオススメは隣のカフェどろっぷすで手作りするガトーショコラやチーズケーキと一緒にいただく一杯。
澄んだ味の珈琲が相性抜群です。
そして何よりひとたび店を訪れれば、時間を忘れて過ごせる心地よい空気感もまた魅力。
その理由は、一杯の珈琲から空間づくりに至るまで、すべて田中さんの手づくりだから。
テーブルや椅子、道具までなんでも手づくりするのだそう。
珈琲豆を入れる袋もお客さまに手渡す前に、スタンプを押し、万年筆で田中さんが書き添えています。
手間がかかるのにどうしてですか? と尋ねると、「お客さんがその瞬間に喜んでくれているのがわかるから」 と笑う田中さん。
手元に届く瞬間まで自分の描く理想を形にしています。
最高の材料と技で生み出す一杯の珈琲、そしてそれらを提供される空間の心地よさ。ぜひ味わってみてくださいね!
【2018年1月の情報です】